『 The Beats of Ghosts 』
2023.08.3-08.27
NADiff Gallery (東京) (Tokyo)
Photo by Ujin Matsuo
展覧会に寄せて
NADiff Gallery
NADiff Galleryでは作家・鮫島ゆいの個展「The Beats of Ghosts」を開催いたします。
鮫島は1988年京都府生まれ、2010年京都精華大学芸術学部版画専攻を卒業し、現在も京都を拠点とし絵画作品を中心に制作しています。
2022年開催の「3331 ART FAIR 2022」(3331 Arts Chiyoda)ではキュレーターが選出するselection-GYMへの出展、今年3月には「 ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 5 「引き寄せられた気配」」(トーキョーアーツアンドスペース 本郷、2023)への参加など、近年益々の注目を高めている作家です。
鮫島は「みえるものとみえざるものをつなぐこと」をテーマに、古代の祭りや神事に使われる道具など多様なモチーフを断片的に描き、画面の中でそれらを組み合わせ絵画で表現しています。不定形なキャンバスは「呼び継ぎ」と呼ばれる、欠けた陶器や漆器を金で繕う手法から着想を得ており、その欠けた、あるいは継ぎ足された形が、描かれていないものの存在を暗示するかのようです。
本展では、形のないはっきりと見ることのできない幽霊の存在への関心を起点に、モチーフの断片の外側にある見えないものと幽霊の存在とを重ね合わせ、不可視の存在の表現を試みた新作絵画を発表いたします。会場にてご高覧ください。
本展では、形のないはっきりと見ることのできない幽霊の存在への関心を起点に、モチーフの断片の外側にある見えないものと幽霊の存在とを重ね合わせ、不可視の存在の表現を試みた新作絵画を発表いたします。会場にてご高覧ください。