【グループ展のお知らせ】

2021年11月3(水)より、河岸ホテルにてグループ展に参加いたします。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。

UMEKOUJI MEETING vol.00 

主催:梅小路まちづくりラボ
会期:2021年11月3(水)〜11月28(日)|金土日祝のみオープン 
会場:河岸ホテル
〒600-8846 京都府京都市下京区朱雀宝蔵町99
開場時間:11:30〜17:00 
*カフェも同時営業 
*宿泊の方は曜日に関わらず、無料・24時間ご覧いただけます 
*河岸ホテルは「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」にも参加しています

「アートとまち」の新しい可能性をさぐるプロジェクト​​​​​​​

梅小路まちづくりラボは、丹波口駅〜梅小路京都西駅を中心とするエリアを「クリエイティブなまち」にすることを目的に設立されました。この大きな目標に向かって、14法人・地元自治会による連携協定が交わされています。
2022年には第1号となる拠点がオープン予定ですが、それに先駆けて「アートとまち」の新しい可能性をさぐるプロジェクトをこのたびスタートいたします。
京都は、他の都市に類をみない密度で芸術系大学が創設されている街です。京都外からも多くの学生が通い、暮らし、日々制作を実践しています。卒業後、そのまま京都で制作を続ける美術家やデザイナーがたくさんいることも、実は他の街からするとすこし特別です。
「これからのまち」を考えるにあたって、そんな京都を拠点とするクリエイターたちと分野を越境し対話するための場づくりを、梅小路まちづくりラボは進めていきます。まずはお互いに自己紹介するような、そんな企画を立ち上げました。

・参加クリエイター
小林 椋|Muku Kobayashi /Art 
鮫島 ゆい|Yui Samejima / Art 
神馬 啓佑|Keisuke Jimba / Art 
仲村 健太郎|Kentaro Nakamura / Design 
松見 拓也|Takuya Matsumi / Photo, Art 
主催:株式会社梅小路まちづくりラボ 

*当プロジェクトは、「京都駅西部エリア全体の活性化に資する活動に対する補助金」(京都駅西部エリアまちづくり協議会)の助成により運営されています。





【装画を担当しました】

2021年10月28日(木)発売の、グレゴリー・ケズナジャット氏著『鴨川ランナー』(講談社)の装画を担当しました。
書籍は全国の書店及びオンラインショップにて販売されております。
是非お手に取ってご覧いただけましたら幸いです。






【個展のお知らせ】

このたび、ギャラリー ヴァルールにて個展を開催いたします。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。
※新型コロナウィルス感染症対策として、アルコール消毒とマスク着用のご協力をお願いいたします。

鮫島 ゆい 展
もつれるルーパ

会期:2021年10月12日(火)〜11月6日(土)
時間:13:00-18:00
日・月 休廊
会場:ギャラリー ヴァルール
〒465-0094
愛知県名古屋市名東区亀の井1-2-001

鮫島ゆいの絵画は断片を組み合わせるようにして構成される。作家が「呼び継ぎ」と呼ぶこの手法を通して、異質なものが画面上に混在する。うねる描線やドレープ状に垂れる帯などの、どろりとした流体のイメージが、マスキングテープによる断片の境界線に癒着する。
これらのもつれあう色形を、変形カンヴァスの縁が切断する。まるで一点一点の作品が、どこかから切り出してきたものであるかに見える。カット&ペーストと呼ぶにはあまりにも生々しい、切断と癒着が絵画を成立させている。
砕けた人体彫刻のように、断片は未完成のまま完成に至ることがある。鮫島の作品の場合も、それだけで完成していながら、変形カンヴァスの外側に続く存在を想起させもする。抽象表現主義の絵画が支持体を大きくしたのとは対照的に、サイズそのものが標準的だとしても、想像上のイメージはどこまでも膨張するのである。
安井海洋(美術批評)




【グループ展のお知らせ】

2021年9⽉3⽇(金)より、RIKKA galleryにてグループ展に参加いたします。
新作含む6点を出品させていただきます。何卒ご高覧いただけましたら幸いです。

CAPTURE

会期:2021年9月3日(金)〜9月24日(金)
時間:11:00-18:00
定休日:日・祝
会場:
RIKKA gallery 麻布台
〒106-0041 東京都港区麻布台3-5-5​​​​​​​
作家:Yeji Sei Lee、谷川美音、鮫島ゆい

※お客様の安全を第一に、店内の混雑回避のためスタッフの人数を制限してご案内しております。
ご来店の際は、こちらの予約フォームにて事前のご予約をお願いいたします。

*ご予約時に、ご来店予定の人数をお知らせいただきますようお願いいたします。
*ご希望時間帯のご予約が満枠の場合、時間帯や日程のご変更をお願いする場合がございます。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。


"CAPTURE" とは、今起きている物事を捉えること。
私たちは日々数多くの情報に触れています。
最近では新型コロナウイルスワクチンにまつわる誤った情報が拡散され、それを鵜呑みにした社会が、二転三転する状況に踊らされる事態が起きています。
今こそ私たちには、自らの目で事実を見抜き、本質を「捉える」力が必要なのではないでしょうか。
そこで"CAPTURE"展では、ユニークな視点から社会を捉え、作品を通して問いかける3名のアーティストにフォーカスします。
Yeji Sei Leeは、アジアを中心に現地に生きる人々と深く交流する中で直面したリアルな生活や価値観を、多文化の中で生きてきた自身の視点を持って読み解き、人間が回帰すべき原点を再考します。
谷川美音は、漆という流動性がありながら永続的な側面も持つ素材と、ドローイングから生まれるフォルムを合わせ、流れ続ける時間の中に存在する「現在」の捉え方を問いかけます。
鮫島ゆいは、小さな立体物を制作する工程で五感を通じて得られる想像を、絵画という1つの場面に混在させる事で、人間が太古から尊重してきた目に見えないものの存在や、信仰の本質を追求します。
本展覧会が、独自の視点を持ち、時代の転機をクリエイティブに生きる為のヒントとなれば幸いです。





【受賞のお知らせ】

このたび、ライオン株式会社主催のNONIO ART WAVE AWARD 2021におきまして、ペインティング部門でグランプリとNONIO賞を受賞いたしました。
つきましては来年2月に私の作品デザインのNONIO商品が限定パッケージで数量限定で発売されます。
詳細はまたお知らせさせて頂きます。
審査員の皆様、ライオン株式会社の皆様、ありがとうございました。
今後とも作品の制作、発表を重ねていきますので、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。





【催事出品のお知らせ】

2021年8⽉18⽇(水)より、日本橋三越本店7階催事会場にて、MITSUKOSHI Art Weeksに参加いたします。
私は大作2点と、小作1点を出品いたします。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。
※新型コロナウィルス感染症対策として、アルコール消毒とマスク着用のご協力をお願いいたします。

MITSUKOSHI Art Weeks

会期:2021年8月18日(水)〜8月30日(月)
時間:10:00-19:00(最終日18:00まで)
会場:日本橋三越本店

〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1


日本橋三越本店では「MITSUKOSHI Art Weeks」を開催いたします。
本展では、近代フランス絵画の逸品をはじめ、日本画・洋画・コンテンポラリーアートの作品の数々をご紹介いたします。夏のひと時、アートの祭典をぜひご高覧くださいますようご案内申し上げます。

【日本画】 菊地貴子 特集、松原亜実 特集
【洋画】 伊藤将和 特集、角田麻有 特集
【コンテンポラリー】 伊藤航 特集
【国内作家】 絹谷幸二、澄川喜一、千住 博、王子駿、小瀬真由子、熊倉涼子、鮫島ゆい、津絵太陽、福濱美志保、牧弘子、松本実桜 他
【外国作家】 シスレー、ルノワール、ユトリロ、シャガール 他
※都合により不出品となる場合がございます。




【二人展のお知らせ】

2021年8⽉7⽇(⼟)より、天牛美矢子さんと2kw galleryにて二人展を開催いたします。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。
※新型コロナウィルス感染症対策として、アルコール消毒とマスク着用のご協力をお願いいたします。

鮫島 ゆい 天牛 美矢子
「ABRACADABRA

会期:2021年8月7日(土)〜8月29日(日)
時間:12:00-19:00(最終日17:00まで)
月火水 休廊
会場:2kw gallery
〒520-0053
滋賀県大津市音羽台3-29-1

 http://www.2kwgallery.com/ ​​​​​​​

「アブラカダブラ」は、誰もが一度は口ずさんだことのある御呪い(おまじない)だろう。
由来としてはアラム語やヘブライ語の呪術で使用されたりと諸説あるが、依然としてこのリズミカルな言葉の語源は明確ではないらしい。されども世界一有名な呪文は、唱えることで「不思議」を説明できるお手軽な言葉で、インスタントな神秘体験を私たちにもたらしてくれるまさに魔法の言葉である。
今回の「ABRACADABRA」は鮫島ゆいと天牛美矢子による展示である。鮫島は自身で作った立体をもとに、絵を描くプロセスを経ることで無意識の領域にコンタクトしようとし、天牛は自分の理解の範疇を超えたものに対し物語を想像し、布や革を使って表現することで近付こうとする。それぞれが制作の中で、ある種の「不思議」を利用している姿勢は、神秘に触れようと呪文を唱えている様でもある。
現代では「アブラカダブラ」の魔法は白日のもとに晒され、娯楽として消費されている。しかし本来護符に書かれ、祈りや呪いを込められたこの言葉は今でも人々を惹きつけ、現実からの浮遊を誘う。彼女たちが日々制作する中で作り出されるものは、どの様な魔法を見せるのだろうか。
アブラカダブラ。




【グループ展のお知らせ】

2021年7月15日(木)より、韓国清州市にあるシェマ美術館にてグループ展に参加します。

「第8回清州国際美術展
​再び対話する風土 - 日本韓国国際交流展」

会期:2021年7月15日(木) – 8月15日(日)
会場:Schema Art Museum シェマ美術館
時間:10:00-18:00
休館日:月曜日
場所:241, Naesu-ro, Naesu-ri, Naesu-eup, Cheongwon-gun, Chungcheongbuk-do 28152, South Korea
Web:https://artessere.com/art-places/schema-art-museum
電話:+82 43-221-3269
主催:Schema Art Museum
後援:忠清北道, 清州市, 清州地域開発会
企画 : Schema Art Museum 館長 / 金在寬
進行 : Schema Art Museum 学芸室室長 / 韓榮愛
コミッショナー: 韓国 / 金在寬, 日本 / 宇野和幸

出品作家:
日本
裵 相順|BAE Sangsun
甲斐 千香子|KAI Chikako
勝木 有香|KATSUKI Yuka
宮田 義廣|MIYATA Yoshihiro
長島 聡子|NAGASHIMA Satoko
中屋敷 智生|NAKAYASHIKI Tomonari
奈良田 晃治|NARADA Koji
鮫島 ゆい|SAMEJIMA Yui
髙栁 麻美子|TAKAYANAGI Mamiko
宇野 和幸|UNO Kazuyuki
浦川 あつ子|URAKAWA Atsuko
山本 直樹|YAMAMOTO Naoki
韓国
최민건|CHOI Min Gun
김성미|KIM Sung Mi
김태철|KIM Tae Chol
김유진|KIM Yu Jin
이오성|LEE Oh Seong
이승미|LEE Seung Mi
임은수|LIM Eun Soo
박정용|PARK Jeong Yong
박진명|PARK Jin Muyng
박영학|PARK Young Hak
심재분|SIM Jae Bun
윤덕수|YUN Duk Su




【グループ展のお知らせ】

2021年7⽉3⽇(⼟)より、銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM (イベントスペース) にてグループ展に参加します。
会場では、美術⼿帖 2021年2⽉号「ニューカマー・アーティスト100」特集で掲載された100組のアーティストの中から、銀座 蔦屋書店がセレクトしたアーティストの作品が展⽰されます。
企画自体はPart 1、Part 2の二部編成ですが、鮫島は以下日程で開催されるPart 1に参加いたします。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。


「エマージング・アーティスト展 Part 1」

会期:2021年7⽉3⽇(⼟)〜7⽉11⽇(⽇)
時間:銀座蔦屋書店Webサイトをご確認ください。 
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM (イベントスペース) 
⼊場:無料

作家:⻘⽊美紅、浅野友理⼦、AHMED MANNAN、近藤七彩、⻫⽊駿介、
サ・ブンティ、鮫島ゆい、畑⼭太志、東⼭詩織、⽔上愛美

主催:銀座 蔦屋書店
協⼒:美術⼿帖 
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内)/ info.ginza@ccc.co.jp​​​​​​​

概要:
美術⼿帖「ニューカマー・アーティスト100」特集は、⽇本を拠点とする、もしくは⽇本にルーツを持つ作家を対象に、キュレーターや美術批評家、アーティストらが推薦する新進気鋭のアーティスト100組を紹介した特集です。無名に近い若⼿作家から、近年活躍が⽬覚ましい作家、定年退職後に美術を学び始めた作家まで、多様なアーティストが掲載されました。その中で今回は、いま勢いを増し今後ますます注⽬されるであろう20代・30代のアーティストの作品を⼆部構成で展⽰します。パワーあふれる若⼿作家の渾⾝の作品たちをぜひご覧ください。




【雑誌掲載のお知らせ】

2021年1月7日発売の「美術手帖」に掲載されることになりました。
作品画像と、豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴氏によるコメントが掲載されます。

美術手帖 2月号
2020年代を切り開くニューカマー・アーティスト100

日本を拠点とする、もしくは日本にルーツを持つ作家を対象に、キュレーターや美術批評家、アーティストらが推薦する新進気鋭のアーティスト100組を紹介。無名に近い若手作家から、近年活躍が目覚ましい作家、定年退職後に美術を学び始めた作家まで、多様なアーティストが登場。

編集:美術手帖編集部
出版社:美術出版社
判型:A5判
刊行:2021年1月7日
価格:1760円(税込)



【グループ展のお知らせ】

2021年1月12日(火)より、京都市下京区の町屋スペース「The Terminal Kyoto」にてグループ展に参加します。
2016年より継続している日本と韓国の美術作家による交流展であり、今回で5回目を迎えます。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。

JAPAN / KOREA ART Communications
日韓藝術通信 5 温度 / 온도(オンド)-往復書簡

会期:2021年1月12日(火) – 1月24日(日)
時間:9:00-18:00
会場:The Terminal Kyoto
京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
市営地下鉄:「四条」駅下車(6番出口) 徒歩6分
阪急電鉄:「烏丸」駅下車 徒歩6分
四条烏丸交差点より徒歩6分
電話:075-344-2544

共催:日韓芸術通信実行委員会、芸術文化洞人 SAEM
後援:忠清北道、忠北文化財団
助成:京都府文化活動継続支援補助金、公益財団法人日韓文化交流基金
協力:The Terminal Kyoto
出品作家:
日本
裵 相順|BAE Sangsun
井上 裕加里|INOUE Yukari
河村 啓生|KAWAMURA Norio
来田 広大|KITA Kodai
宮岡 俊夫|MIYAOKA Toshio
中屋敷 智生|NAKAYASHIKI Tomonari
奈良田 晃治|NARADA Koji
大前 春菜 | OMAE Haruna
鮫島 ゆい|SAMEJIMA Yui
杉山 卓朗 | SUGIYAMA Takuro
シュヴァーブ・トム|SVAB Tomas
寺岡 海|TERAOKA Kai
宇野 和幸|UNO Kazuyuki
山本 直樹|YAMAMOTO Naoki

韓国
최부윤|CHOI Booyun
최민건|CHOI Mingun
한순구|Han Soon Gu
강완규|KANG Wankyu
고헌|KOH Hon
임수빈|Lim Su Bin
문지연|Moon Ji Yeon
長島 聡子|NAGASHIMA Satoko
박진명|PARK Jinmuyng
박영학|PARK Younghak
성민우|SUNG Min Woo
윤덕수|YUN Duksu
【概要】
日韓芸術通信5の日本展を開催します。
「日韓藝術通信」は、日本と韓国の相互理解、および両国の未来に対する新しい可能性の提示のため、日韓の美術家たちが集まり、互いの制作活動および作品を通して文化交流を図る試みです。2016年以降、日韓で交互に展覧会を開催しつづけてきました。
2019年は冷え込んだ日韓の状況を受けて、互いの温度を確かめ、混ざりあうような対流を作り出す意図で「温度」をテーマに開催されました。2020年度は、そのテーマを継続しつつ、「往復書簡」を副題として開催します。
コロナ禍によってデジタル化/オンライン化が急速に進むなかで、アナログな身体、リアルな物質や体験の価値が下がるかというと、必ずしもそうではありません。距離感の難しくなったこの時代に、離れながらも互いの温度を探りあうような試みとして、そしてアーティストであるからこそできるコミュニケーションとして、わたしたちは今年、日韓のアーティスト間で手紙と「風景」をモチーフとした小作品を往復書簡としてリレーさせていくプロジェクトをスタートさせました。
本展では各自の作品に加えて、日韓それぞれの手元に残る往復書簡を展示します。そこには、確かな物質に刻まれた、互いの存在と温度のやりとりがあることでしょう。いままでになかった時代に、あえてアナログな方法を採りながら、いままでとは違う交流の在り方を探ります。

【トーク配信のお知らせ】

このたび2kw galleryにて行った個展において会期中行った、江上ゆか氏(兵庫県立美術館学芸員)との対談の様子をオンライン配信しております。
何卒ご覧ください。
【テレビ出演のお知らせ】

10月3日(土)朝11時より朝日放送より放送予定の、
「 LIFE 〜夢のカタチ〜 」に出演いたします。
私が所属している共同アトリエである、GURAスタジオの特集となっており、アトリエとして、またそれぞれアーティストとして、それぞれの活動を追います。
是非ご覧いただけましたら幸いです。

また、放送初日が個展初日でもありますので、
ぜひこちらと併せてご覧ください。
【個展のお知らせ】

このたび、2kw galleryにて個展を開催いたします。
何卒ご高覧いただけましたら幸いです。
※新型コロナウィルス感染症対策として、アルコール消毒とマスク着用のご協力をお願いいたします。

鮫島 ゆい
「境界のミチカケ」

会期:2020年10月3日(土)〜10月25日(日)
時間:12:00-19:00(最終日17:00まで)
月火水 休廊
会場:2kw gallery
〒520-0053
滋賀県大津市音羽台3-29-1

■ 会期中に、江上ゆか氏(兵庫県立美術館学芸員)との対談の様子をオンライン配信いたします。
詳細は http://www.2kwgallery.com/ 
または当ホームページをご覧ください。

鮫島ゆいの絵は、眼前の事物や風景をそのまま再現したものではなく、ある種、抽象と言えるだろう。とはいえ生々しい筆あとをたどれば葉っぱや顔のようなものも見え隠れして、画面の中の世界が見る人の側にも否応なくはみ出し関わってくる。同時にシャープなベタ面やグラデーションはあくまでも2次元であることを主張し、イメージがぺったりと脳裏に貼りつくかのような触覚的印象をも残す。
近作の継ぎはぎのような画面は、まずは木片や造花など卑近な事物を組み合わせて立体物をつくり、描くことから始まるという。さらに実在しないイメージをも組み合わせ、またばらすことによって、画面は構成されてゆく。
きっかけとなる立体物を鮫島は依り代と呼ぶ。つまり、そもそも彼女が出発点とするモノは、現に目の前にありつつ、見えないむこう側にも関わっている。具象と抽象、実体とイメージ、日常と非日常、この岸とむこう岸。それぞれに境界の満ち欠けは違えども、そのどちらでもあるような断片を継ぐことで、画面は不確かなままに安定する。西洋絵画の王道の、観者と対峙し圧倒するような強さとはまた異なる、奇妙な強度がそこには生じている。 (江上ゆか)


【グループ展のお知らせ】

2019年9月6日(金)〜9日(月)まで、共同アトリエGURAにてオープンスタジオを開催いたします。
9月8日(日)にはゲストを招いてのトークイベントも行いますので、ぜひお越しいただけましたら幸いです。

また、今回は京都に点在する10の共同アトリエが同時期に開放するイベントとなっておりますので、
ぜひこの機会にスタジオ訪問をお楽しみください。

「OPEN STUDIO ×10」
会期:2019年 9月 6日、7日、8日、9日
時間:6日,7日,8日 / 11:00 -18:00
9日 / 11:00 -16:00
住所:〒612-8082 京都市伏見区両替町15-141
近鉄 伏見駅より徒歩5分
近鉄・京阪 丹波橋駅より徒歩10分

GURA トークイベント / ものを残すための手立て – 絵画、現代美術の保存修復をめぐって –
日程:9月8日(日)
時間:16:30 -18:00
【ゲスト】
田口 かおり氏(東海大学創造科学技術研究機構 講師 / 修復士)
松永亮太氏(東京藝術大学修復博士)
【定員】20名 (参加無料・申込不要・先着順)

GURAメンバー
松本知佳
三枝愛
茂苅希美
沖見かれん
鮫島ゆい
谷川美音
吉田桃子

++++++++++++++++++
「OPEN STUDIO ×10」公式web
https://alt.space-post.org/

【グループ展のお知らせ】

2019年9月3日(火)〜9月15日(日)まで、韓国清州市立美術館別館ギャラリーにてグループ展に参加します。
 
韓日藝術通信 2019
「温度 / 온도(オンド)」 終わらない対流
会場:清州市立美術館梧倉ギャラリー
会期:2019年9月3日(火) – 9月15日(日)
開廊時間:10:00 – 19:00 (土日:10:00 – 18:00)
休廊日:月曜日
住所:102 Ochanggongwon-ro, Ochang-eup, Cheongwon-gu, Cheongju-si, 28120, KOREA 
電話:+82-(0)43-201-2650 
主催:芸術文化洞人 SAEM
協賛:忠清北道、忠清北道文化財団

トークイベント:9月3日(火) 15時30分〜
トークゲスト:韓国 / イ・ユンフイ(清州市立美術館学芸室長)、日本 / 高嶋慈(評論家)

オープニングレセプション:9月3日(火) 17時〜

出品作家
裵 相順|BAE Sangsun
井上 裕加里|INOUE Yukari 
入佐 美南子|IRISA Minako
河村 啓生|KAWAMURA Norio
来田 広大|KITA Kodai
宮岡 俊夫|MIYAOKA Toshio
長島 聡子|NAGASHIMA Satoko
中屋敷 智生|NAKAYASHIKI Tomonari
奈良田 晃治|NARADA Koji
鮫島 ゆい|SAMEJIMA Yui
シュヴァーブ・トム|SVAB Tomas
寺岡 海|TERAOKA Kai
宇野 和幸|UNO Kazuyuki
山本 直樹|YAMAMOTO Naoki
최부윤|CHOI Booyun
최민건|CHOI Mimgun
강완규|KANG Wankyu
고헌|KOH Hon
리우|LEE Woo
박진명|PARK Jinmuyng
박영학|PARK Younghak
이충우|YICHOONG Woo
윤덕수|YUN Duksu


「温度 / 온도(オンド)」 終わらない対流 
当展覧会「韓日藝術通信」は、日本と韓国の相互理解、および両国の未来に対する新しい可能性の提示のため、日韓の美術家たちが集まり、互いの制作活動および作品を通して文化交流を図る試みです。
2015年、韓国、清州のアーティストグループ「Saem」(セム)が来日したことをきっかけにスタートしました。以降、毎年、日韓での展覧会開催を通して2019年へと続いています。 
今回のテーマは日韓で同じ音と意味をもつ「オンド (温度 / 온도)」です。 この言葉の背景には、日韓の参加者が制作活動で重要視していることの違い、その温度差にこそ、この集まりの特徴があり、価値があるのではないか。そのような視点が含まれています。「美」や「伝統」に対する温度差。「社会」や「歴史」に対する温度差。「芸術」そのものに対する温度差。芸術作品の多様さとは、それら温度差から生まれる価値観の多様さでもあるのです。 流動的な環境下では、温度差は対流という流れを生み出します。均一に混ざり合えば対流は終わりますが、芸術の対流はそうはいきません。作家と作品のもつ温度が、隣り合う別の温度に流れ込む時、また別の温度と温度差を生み出して新しい対流となっていく。その運動に終わりはなく、同じ対流もないのです。
 日本と韓国の温度差。そして作家それぞれの温度差。ここに生まれる芸術の対流は、西洋を中心とする「アート」の対流と果たして同じものなのでしょうか。日韓だから生まれる対流。アジアだから生まれる対流。その行く先を感じていただける展覧会であれば幸いです。


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